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【注意が必要?】ドコモの新料金「ahamo」は本当にお得なのか

菅政権発足後、携帯三社(docomoはNTTの完全子会社に伴い、2020年12月25日に上場廃止)の株価が暴落しています。

その背景には、菅首相官房長官時代より「携帯料金は4割減らせる余地がある」との発言があり、首相就任後も現政権の重要政策の一つとして推し進められている事に由来します。

 

auソフトバンクは、サブブランドでの対応でお茶を濁す形で対応を行なっておりましたが、ここへ来てドコモが打ち出した新料金体制に業界は驚きを持って迎え入れてます。

 

www.ahamobile.jp

 

プランの内容としては主に

  • 月額2,980円(税抜き)
  • データ20GB、国内通話5分以内無料
  • 5Gネットワーク利用可能
  • 新規事務手数料、MNP転出手数料無料

現在の楽天モバイルのプランをなぞる内容をドコモの品質で利用できると言えます。

利用者にとっては、シンプル且つ低料金の分かりやすい内容かと思います。

 

現ドコモユーザーは注意が必要?他のプランと同一と考えてはいけない理由

とは言え、現在ドコモで契約しているユーザーには予め注意が必要のようです。

携帯ジャーナリストの石川温さんが指摘しているように、これらは本来ドコモのサブブランドとして設計されていたものを、急遽プランとして発表したような形跡があります。

 

ドコモユーザーの場合、来年3月から5月にかけて、ahamoを契約しようとするとドコモの契約を解約、MNPする手間が存在する。

あまりに安いドコモ新料金「ahamo」に残るサブブランドの痕跡(石川温) - Engadget 日本版

 

上記記事でも記されている通り、これら手続きを行なった場合、契約年数はリセットされ、家族割のカウント対象外、またキャリアメール(@docomo.ne.jp)も使用できなくなるようです。

これは、auユーザーがUQモバイルの契約を行うのと同等であり、其の実、現状はドコモのサブブランドとして認識しておいた方が良さそうです。

また、これら手続きを含め対応はオンラインのみにて可能との事で、これらに馴染みのない人は注意が必要です。

こんな人は要注意

  • 家族でドコモ回線を使用していて、家族割を行なっている
  • キャリアメール(@docomo.ne.jp)を今後も使っていきたい人
  • 何か分からない事があったらドコモショップへ行くという思想の人

 

他のキャリアは今後どうなる? auソフトバンクの対応を予想します

これらドコモの対応に伴い、auソフトバンクも何かしらの発表を以って追随すると思われます。

ただ、auソフトバンクがそのまま新プランの対応を発表するとは考えにくいのです。

理由は、前述した通り現状のahamoのデザインがUQモバイルやワイモバイルのようにサブブランドのそれであるためです。

それらを踏まえると、今後の予想としては、auソフトバンクも、サブブランド(UQモバイル、Y!モバイル)のサービス向上を以って対応していくと考えらます。

以下予想です。

  • サブブランドの5G接続(「auの回線で〜」みたいな宣伝を行なっていく)
  • 無料通話追加
  • 契約のシームレス化(auUQは「MNP転出」という言葉を無くしていく)

メインブランド(auソフトバンク)とサブブランド(UQモバイル、ワイモバイル)の区分けをグラデーションして、将来的にはサブブランドを吸収していくような形になると感じています。